イベント」カテゴリーアーカイブ

メンタープログラム開始

メンタープログラム開会式

北京大学MBAには、メンター制度があります。北京大学MBAの卒業生がメンターとなり、英語クラス、中国語クラスの生徒が入り交じり、各メンターを選択して、1年間色々なプロジェクトを進行していくというものです。縦と横の関係の絆を強くする感じですね。メンターを選ばない生徒もいるようですが、70-80%は選んでいるのではないでしょうか。今日は、そのメンタープログラムの開会式で、メンターと初めて会う場でもありました。

私が選択したメンターは、龙飞さんという海外経験が豊富で、チベット地区にも政府の人間として務めていた投資家?で、東京大学にも4か月留学経験があります。詳細な履歴はこれからコミュニケーションを深めることで、理解できるのはないかと思います(笑)。いずれにせよ、北京の日系企業で働いていては、なかなか接触することのない、私の職歴とは全く接点のないよう方なので、私にとっては非常に良いのではないかと思っています。

あと、私以外のメンバーは、60%は英語クラスで、韓国人、インド人などがいます。外国色豊かなので、英語も鍛えようかなという感じです。

今週来週は、テスト週間なので、再来週からプロジェクトが動き出すようです。

龙飞导师とメンバーで記念撮影
导师と座談会

結論のない議論(2019/11/10)

今日は、授業終了後、クラスの運営について議論がありましたが、結論が出ないまま終了してしまいました。

根本的な問題は、課題設定がはっきりできていない、ことに尽きると思います。課題が明確になっていない状況で、現状に対しての文句と解決法をごちゃ混ぜにして意見を言うから、結局主張は何だったのかが不明瞭になります。

事の発端は、先生に渡すプレゼントの段取りが悪かったということ。他のクラスは、しっかり準備をして、旗や花束を渡していて一方で、わがクラスは、直前になって急いで手配したポスターや記念写真など。誰が何を手配するのか?そして、それは誰が決定を下すのか?ということがクラスで明確になっていないため、動きが遅くなったということです。ここで、課題を明確にする議論をすれば良いのですが、直接関係のない話が色々と付け加えられ、議論が混迷を極めます。

2012年から北京で中国人スタッフと仕事をしていて、よく感じたのは、みな自分の意見は言うけど、まとまらない、ということです。これも上記と同じように、課題設定ができておらず、意見がなぜ有効なのかが判断できない場合が多いということです。

今回のわがクラスの問題でいうと、解決策は、クラスの意見をまとめるルールを作るということになってくると思いますが、ルール、規則を作ることは、中国人は慣れていないようにも感じました。これは、今の中国社会のやり方を反映したものかは分かりませんが。。。

いぜれにせよ、このあたりの物事を整理する仕事は。中国ではこれからさらに必要とされてくるのではないでしょうか。

イベント「アリババ北京」2019/11/1

北大+清华 合影

本日、北京のアリババ本部へ訪問してきました。アリババは本社は杭州ですが、北京にも本部を構えています。2016年に今の望京というCDBに引っ越してきました。

今回は、清华大学MBAが企画した訪問に、我々北京大学MBAが相乗りするという珍しい形での訪問でした。

はじめに、アリババの紹介を、色々なパネルを使い、説明してもらいました。撮影不可なので残念ながら写真はありません。そのあと、アリババ研究院の方から、アリババに関連するデータや中国からEC事業を各国に展開する構想の話がありました。全部で90分程度で終了しました。

今回は、簡単な訪問だったので、大きな発見はありませんでしたが、望京にアリババが来て、町が急拡大しているのが、驚きでした。

总部前台にあるアリババキャラ
北京总部
中国の有名な絵を使ったアリババ絵画の中に松下発見

阿里北京搬家啦,进驻望京CBD……. 

イベント「第七届 来华留学人才招聘会(留学生就職説明会)」

入口の立て看板

先日、10/26に北京大学で、留学生向けの就職説明会が開催されていたので、少し覗いてみました。北京に留学にきて、そのまま中国で就職希望をしている学生向けの就職説明会です。中国の各企業がブースを構えて、希望の企業担当者と面談するというようなスタイルです。日本人や韓国人の姿はほぼなく、中東系、アフリカ系の学生が積極的に参加している感じでした。企業は全部で43社出展しており、HuaweiやBytedance(Tiktokなど)などもありました。日本人の留学生は多いと思いますが、やはり日本にもどって、中国留学の経験を生かして、日本企業に就職して、中国関係のビジネスをするというのが第一選択なのでしょう。もちろん、中国企業側も日本人学生のニーズが多くないということもあるでしょう。

参加企業
Huaweiブースには長蛇の列
中東、アフリカ系の学生が多い?

イベント「サッカー大会」

2019年MBA中国チーム

MBA在校生、MBA卒業生、本科など、北京大学に関係する8チームの8人制サッカー対抗戦が始まりました。私は、2019年MBA中国チームの一員として、参加。私のチームは、平均年齢30-35歳ぐらいでしょうか。私はかなり、歳をとっている部類にはいります(笑)。場所は、北京大学内にある人工芝のグラウンド。10月末の開催でしたが、結構寒かったです。3か月前にフットサルをしていらい、サッカーをしていないので、怪我をしないように、ここ2週間ぐらいは走る量を増やして、事前準備をしていました。

が、後半から入ったのですが、キーパーから私のところにパスが来て、少しドリブルで前に上がり、パスを出したところで、「ブニッ」という、いやな感触をふくらはぎに感じ、歩けなくなりました。開始30秒で交代、情けない。。。肉離れでした。やっぱり歳には勝てませんね。

イベント「美团訪問」

クラスメイトと集合写真

美团に勤務しているクラスメイトのコーディネイトで、外卖サービスを主力 をしている美团にMBAのクラスで訪問してきました。私は、2012年から北京に来ていますが、2013-2014年ぐらいに、外卖が大きく普及した感覚があります。それは、微信、支付宝などの携帯決済の普及も大きく影響していると思います。あと、安い労働力と移動コスト(電気電動自転車)という資源を有効活用しています。なかなか日本では普及できないサービスだとは思いますが。

美团の財務状況を簡単にご紹介。2019年6月までの半年分です。

  • 売上419憶元(前年同時期58.9%UP)
  • 売上総利益130憶元( 前年同時期 114.9%UP)
  • 営業利益-1.9憶元(前年 同時期 マイナス0.5%)
  • ユーザ数4.2憶人(前年 同時期 18.4%UP)
  • 1ユーザ当たり売上25.5元 (前年 同時期 19.2%UP)
  • GMV消費額2,976憶元(前年同時期28.3%UP)

数字がとてつもなく、大きいですね。美团は、2015年に大众点评というグルメサイト、日本でいう食べログを買収して、現在は、「Food+Platform」戦略を推進しています。また、2018年にレンタルサイクルのMobikeも買収しています。なぜ、利益がでないMobikeを買収と私も思ったのですが、買収意図は特に公表されていません。結果、営業利益はマイナスになっていますが、Mobikeの赤字が大きいようです。Mobikeから位置情報をとって、グルメに活用する?やっぱり、なんか関連性が無いんですよね。。。とはいえ、本業の外卖とグルメサイトの売上やユーザ数は伸びており、 「Food+Platform」戦略 に則り、レストランへのコンサル提案などのBtoB事業にも力を入れていくものと思われます。また、個人的には、自動配送を含む外卖の仕組みやノウハウ、外卖で発生する現金を活用した金融サービスに注目しています。このあたりの知見は海外にも展開できるのではないかと。でも、数字がでかいですね!

参考資料:美团2019年中期財務報告書

受付
自動配達車 商用化されていないと思います。
店舗向けの決済サービス
美团大脑というビックデータがリアルタイムで表示される。
新型Mobike
美团点评战略 Food+Platform
若い技術者 おっさんいらないですね。。。
中关村で見かけた美团外卖人员の朝会

講演 北京大学三井創新フォーラム第65回 古賀信行

台湾がない、ツッコまれていました。。。

昨日10/17に、 野村ホールディングス株式会社 取締役会長 である古賀信行氏の講演が、北京大学にて開催されました。これのフォーラムは、北京大学と三井物産が共同主催するもので、2006年から実施しており、今回で65回目ということです。詳細はコチラ

古賀氏の講演内容は、「イノベーション」。イノベーションとは何か?そして、そのイノベーションはどのようにしたら起こるのか?この2点に関しての講演でした。

前半

  • 日本では、イノベーション=技術革新と捉えられているが、そうではない。
  • 技術革新などを活用して、あらたなサービスや習慣などを作り出すことである。
  • 日本は、QRコードを開発した。しかし、中国はそのQRコードを使って、イノベーションである携帯決済サービスを普及させた。
  • イノベーションを起こすときは、考えだけでなく、人自体も替える必要がある。
  • 10憶ドル以上の価値がある未上場企業で、起業10年以内のユニコーン企業は、日本では2018年で1社しかないが、中国は、62社もある。
  • Fintechが日本では、なかなか広まらない。それは、 今までのやり方や発想を変えない限り、 技術だけ導入しても、作業の効率化しか起きないからだ。
  • そのような状況の中、今われわれ日本経済界は、Society5.0という考えを推進している。
  • 狩猟社会→農耕社会→工業社会→情報社会→創造社会へと移行しており、この創造社会をSociety5.0と呼んで、世界に発信している。
  • このSociety5.0は、ビッグデータをクラウドが取り込んで、AIがそのビッグデータを処理して、人々の生活を豊かにするサービスや業務の改善などを行う、という考え方(下記参照)。
社会の変化
Society5.0

うーん、どうですかね。中国では、このような取り組みはすでに始まっていて、支付宝の芝麻信用は、購買情報などビッグデータから、その人の信用付けをAIが行うというような取り組みがあったり、baiduのAPOLO計画である自動運転もそうですよね。このあたりのイノベーションのビジョンも日本は少し遅れているような気がしますね 。

後半

  • そして、イノベーションの発生は、規制と関係している。規制が大きくなれば、イノベーションは起きにくくなる。
  • ただ、規制が大きくなれば、人々の安全や安心が高まる。
  • ゆえに、この規制のバランスをどうしていくかが、日本の課題でもある。
  • 例えば、日本では道路交通法が厳しく、トラクターが公道を走ることが出来ない。ゆえに、インターネットを使ったトラクターなどの自動運転による農耕作業の遠隔作業は、畑の中ではできるが、作業が終わったあとに、トラクターが戻ってこれない、というような問題が発生する。

最後は、Q&A

  • なぜ、Softbankはアリババのようにならなかったのか?
  • 中国企業と日系企業はどのようにしたら、協力関係を築けるのか?
  • イノベーションに必要なものを、キーワードにすると何か?
  • 来年から、野村が立ち上げる新会社の強みや特徴は何か?

野村や日本独自の考えは、少なかったかなというのが印象です。日本のプレゼンスをどのように高めていくのか、あらためて、大きな課題だなと思いました。あと、プレゼン資料の中に、中国地図を使っていましたが、台湾が含まれておらず、突っ込まれていました。。。

チラシ

過去のゲストスピーカーリスト

講師(敬称略)役職(講演当時)講演日時テーマ
1槍田松瑩当社 代表取締役社長2006年3月23日資源・エネルギーと環境分野における三井物産の事業創造戦略
4井口武雄三井住友海上火災保険株式会社 前取締役会長2006年10月17日企業の持続的発展・成長のためのイノベーション~日本の会社の一例~
8野中郁次郎一橋大学 名誉教授2007年7月9日知識創造企業のリーダーシップ
12新木富士雄北陸電力株式会社 代表取締役会長2008年3月10日日本経済の発展を支えてきた電気事業−北陸電力の取り組み−
17北山禎介三井住友フィナンシャルグループ 代表取締役社長2009年3月5日グローバル金融の潮流変化と日本の銀行の進路
21寺島実郎三井物産戦略研究所 会長2009年10月20日世界潮流と日本および日本企業—総合商社の戦略的役割
23岩沙弘道三井不動産株式会社 代表取締役社長2010年3月19日Innovation~社会・経済の発展と新たな価値創造へのチャレンジ
26鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス 代表取締役会長CEO2010年11月8日コンビニエンスストア事業の日本への導入と技術革新
28榊原定征東レ株式会社 代表取締役会長CEO2011年3月17日環境・資源・エネルギー新時代の東レの経営戦略 -先端材料のイノベーションを中心に-
33飯島彰己当社 代表取締役社長2011年9月29日総合商社におけるイノベーションと人材
35三村明夫新日本製鐵株式会社 代表取締役会長2012年4月19日新日鉄の経営イノベーション
39佐々木かをり株式会社イー・ウーマン 代表取締役社長
株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長
2013年4月16日ダイバーシティが経済成長のキーワード
41古森重隆富士フィルムホールディングス株式会社 代表取締役会長・CEO2013年10月15日ダイナミックな企業変革
44井上弘東京放送ホールディングス株式会社・TBSテレビ 代表取締役会長2014年5月8日新しい時代のテレビの役割
46迫本淳一松竹株式会社 代表取締役社長2014年11月13日映画・演劇ビジネスについて
48井阪隆一株式会社セブン-イレブン・ジャパン 代表取締役社長2015年6月11日セブン-イレブン・ジャパンの変化対応への取り組みについて
50
安永竜夫
当社 代表取締役社長
2015年11月26日
過去の10年、これからの10年~三井物産のチャレンジとイノベーション~
54隈研吾建築家、 東京大学教授
2017年5月25日建築と都市の新時代
57
武藤敏郎
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会専務理事
2017年10月25日
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会とイノベーション
62
河本宏子
株式会社ANA総合研究所代表取締役副社長
2018年10月31日
ANAの努力と挑戦

イベント「湖畔思享会」Vol.1【公益事業とは?】

公益事業社
クラスメイトによるプレゼン

公益事業を行っている企業?に務めている同僚から、「公益事業とは?」というテーマで情報共有会がありました。クラスの中に、色々な業種で働いている人がいるので、これからも2-3週間に1回の頻度で、このようなイベントを開いていくことがクラスで決まりました。

内容はよくわかりませんでしたが(笑)、公益事業の規模は1,000憶元で、そこまで大きくないとのこと。公益事業でも、腾讯、阿里巴巴、美团というようなネット事業社が貢献しているようでした。

今まで、まったく触れることのなかった情報なので、これからも楽しみにしたいと思います。

光華管理学院の入学式&宴会

先週にMBA全学生が集まっりましたが、あれは入学式ではなく、基調講演だったようで、今日、光華管理学院の入学式&宴会が開催されました。入学式は、MBA及び本科の経済学科も含んだ形で行われ、教授や関係者含めて、1,200人ぐらい参加していたようです。入学式は、はじめに在校生による出し物が披露され、卒業生や新入学生そして教授による挨拶が行われました。その中でも、中国独特といえば、各クラスの班長が班旗を持って、高々とかざすということでしょうか。私が所属するParttime MBAは、1から6班まであるのですが、それぞれの班長が、舞台に上がり、班旗を上げていました。

入学式会場

そして、そのあとは、食事のない宴会。食事がないから宴会とは言わないかもしれませんが。。。演芸大会といってもいいでしょう。EMBAを除く、MBA生徒が校舎の中庭にセットを組んで、一堂に会しました。新製品発表会のように、トラスを組んで、金をかけていました。こらにはビックリ。バブル感を感じるのと同時に、皆がこれからこのMBAを利用して、もりあげていくで!という意思を感じました。

開始前の控室
私が所属する班の集合写真
打ち上げ

北京大学の入学式

昨日、北京大学の入学式が開催されたので、参加してみました。会場は、北京五輪の卓球会場にも使われた邱徳抜体育館。邱徳抜は、体育館改修に20億円寄付したシンガポールの富豪?の名前です。参加者は、5000-6000人ぐらいだと思います。特徴的のは、在校生による歌のパフォーマンスではないでしょうか。教授の挨拶よりも、盛り上がっていました(笑)それにしても、人が多い!