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必須科目「组织行为学」Vol.1 2019/11/23

全8回の内容

任润副教授による組織行動学で、全8回の講義です。任润副教授は、アメリカのテキサスA&M大学でMBAを取得しているようです。私は、2012年から北京に来て、組織を率いましたが、色々と苦労したこともあるので、特に中国人の考え方や統率方法などを学んでいきたいと思います。

テーマ「导论组织中的个体(序論:組織の中の個人)」

  • 今日のポイント(1)组织的要素与特征 (2)中国人的价值观(3)重要的员工态度(4)组织行为学的视角(4)管理者面临的挑战
  • (1)组织的要素与特征は、目标:共享,人员:多样,结构:严密,文化:牵引。
  • 组织结构とは何を指すのか?業務をいかに分けて、効率よく、仕事を遂行するかである。
  • 経験や勘で仕事を管理していた時代は、すべての工程を一人で行っていた。しかし、科学的管理法の父と呼ばれた フレデリック・テイラーは、業務を分けて、時間や工数で従業員を管理し、効率性を高めた。これを古典管理思想と定義。
  • しかし、人はロボットではない。仕事を分業化することで、永遠に効率化できるわけではない。現代管理思想は、”人本主义”(人が中心)。未来はどうなるのか?
  • 1920-1930年代に、霍桑实验(ホーソン実験)というものがおこわれた。個人と組織の行動研究。職場の環境が業務効率化に影響を与えるのか?例えば、電球の明るさ、暗さ。職場の環境はあまり関係なく、従業員への関心度が業務効率を高めていた(霍桑效应,ホーソン効果)。
  • 目标,结构,人员,文化の4つをどのようにつなぎ合わせてゆくのか?
  • 德胜洋楼(リフォーム),富士康,华为の3つの企業で、 目标,结构,人员,文化 を比較。それぞれの業界でTOPにたつ企業であるが、その企業の 目标,结构,人员,文化を横展開しても意味はない。
  • 「鳄鱼建筑公司(ワニ)」の事例を議論。主人公Aは、困っている友人Bを助けようと、自分の職権を利用して、友人Bを助けた。それに気づいた友人Cが、自分と結婚すように主人公Aをゆする。主人公は友人Dに助けを求めるが、断る。実は、友人Dは、金に困っており、政府に主人公Aの不正を告発することで、賞金を得ることができたのだ。結果、主人公Aは、職を失い、多額の罰金が残り、助けた友人Bに助けを求めたが断られてしまう。主人公は、友人Eに相談したところ、友人Eは、友人Bの家を放火し、友人Bは多額の借金を抱えてしまうことになった。だれが一番悪いのか?
  • このような判断では、意見が分かれる、それは価値観が異なるからである。
  • 組織と従業員の個人の価値観がぶつかるとき、従業員の業務に影響が出る。通常は、組織の価値観が個人の価値観に勝るからである。ゆえに従業員の個人の価値観を大切に管理する必要がある。
  • 従業員の敬业度(Engaged)は組織の成績と関係がある。中国は、欧米諸国に比べると低い。

かなり基礎だったなという印象です。組織をどう動かしていくのか?動かすためには、組織の方針、思想を従業員に積極的に共有していくことは、現代企業においては、必須かなと。その共有方法をどのような形で行うのが良いのか、様々な企業が悩んでいるところではと思います。ただ、中国企業は、ボスが方針を決めて、それに皆が従う。ボスに言ったことのみを実行する。つまり従業員は、ある意味、工場の中の部品のように扱われてきましたが、組織や業務が複雑化する中で、中国企業も組織での行動をどのように行っていくのか改善していく必要があるということだと思います。