結論のない議論(2019/11/10)

今日は、授業終了後、クラスの運営について議論がありましたが、結論が出ないまま終了してしまいました。

根本的な問題は、課題設定がはっきりできていない、ことに尽きると思います。課題が明確になっていない状況で、現状に対しての文句と解決法をごちゃ混ぜにして意見を言うから、結局主張は何だったのかが不明瞭になります。

事の発端は、先生に渡すプレゼントの段取りが悪かったということ。他のクラスは、しっかり準備をして、旗や花束を渡していて一方で、わがクラスは、直前になって急いで手配したポスターや記念写真など。誰が何を手配するのか?そして、それは誰が決定を下すのか?ということがクラスで明確になっていないため、動きが遅くなったということです。ここで、課題を明確にする議論をすれば良いのですが、直接関係のない話が色々と付け加えられ、議論が混迷を極めます。

2012年から北京で中国人スタッフと仕事をしていて、よく感じたのは、みな自分の意見は言うけど、まとまらない、ということです。これも上記と同じように、課題設定ができておらず、意見がなぜ有効なのかが判断できない場合が多いということです。

今回のわがクラスの問題でいうと、解決策は、クラスの意見をまとめるルールを作るということになってくると思いますが、ルール、規則を作ることは、中国人は慣れていないようにも感じました。これは、今の中国社会のやり方を反映したものかは分かりませんが。。。

いぜれにせよ、このあたりの物事を整理する仕事は。中国ではこれからさらに必要とされてくるのではないでしょうか。

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